2023.09.27

ジュレ 泉佐野店

毛包炎ってなに!?

こんにちは!
jurer泉佐野店 藤本です!
毛嚢炎(毛包炎)は毛嚢部(毛包部)が細菌感染によって炎症している状態

毛嚢炎(毛包炎)とは、毛嚢(もうのう)や毛包(もうほう)と呼ばれる毛穴の奥にある毛根を包む部分が、細菌感染によって炎症を起こしている状態のことです。

表面にとどまる炎症を毛包炎、毛包の下部まで炎症が及んでいるものを毛嚢炎といいます。

炎症の原因となる菌は、多くの場合は黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌などの常在菌です。

常在菌は健康な身体に日常的に生息している細菌ですので、毛嚢炎は誰もがなりうる身近な皮膚疾患といえます。

毛包炎ってなに!?_20230927_1

毛嚢炎が悪化して毛穴の奥深くまで感染や炎症が広がると、「せつ」「よう」と呼ばれる皮膚疾患になります。

「せつ」とは炎症が一つの毛嚢にとどまっている状態であり、化膿して膿疱(のうほう)や固い結節(しこり)がみられます。

さらに炎症が悪化して、複数の毛嚢に炎症が広がったのが「よう」です。「よう」は皮膚の下で複数の「せつ」がつながりあった状態で、強い痛みや発熱、強い倦怠感などが現れます。

軽度の毛嚢炎であれば自然治癒することが多いですが、「せつ」や「よう」に悪化した際には医療機関での治療が必要です。

傷やムダ毛処理などの皮膚へのダメージが主な原因

毛嚢炎の原因は、毛穴の奥にある毛嚢部への細菌感染です。「黄色ブドウ球菌」や「表皮ブドウ球菌」のような皮膚の常在菌感染が原因となることが多く、この2種類の細菌が同時に感染するケースもあります。

基本的には引っ掻き傷や切り傷、刺し傷などの傷から毛穴へ細菌が侵入することにより生じるため、日常生活でいうと、ひげそりやムダ毛処理による皮膚へのダメージが原因となるケースがあります。

一方で、明確な傷などが見当たらず、細菌の侵入口が分からないケースもみられます。

例えば、糖尿病の合併症などにより免疫力が衰えている場合には、毛嚢炎が多発し、重症化する場合があります。

また、ステロイド外用薬を使用している場合にも、免疫力の低下から毛嚢炎を生じやすくなる可能性があるとされています。

薬を使用する際は医師や薬剤師の指示に従いましょう。

 

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